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バラノイエ、バンカノユメ 薔薇の家、晩夏の夢

薔薇の家、晩夏の夢

在庫なし

定価
2,090円(本体価格:1,900円)
ジャンル
  1. 国内ミステリ > ミステリ
レーベル
  1. 創元クライム・クラブ
判型
四六判上製
ページ数
292ページ
初版
2010年6月25日
ISBN
978-4-488-02535-9
Cコード
C0093
オブジェ写真撮影
杉浦敏男+小濱麗子(NEXT)
オブジェ構成・デザイン
柳川貴代+Fragment

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内容紹介

最後の「宿題」は秘密の世界の鍵だった。
薔薇と暗号に彩られたミステリ。

赤いランドセルを背負い、薔薇の生い茂る丘に建つ夏彦伯父さんの館への道を行く。訪れるたびに出される「宿題」に頭を悩ませるのが楽しかったミコとマコだが、風が吹く初夏、体調を崩していた伯父さんがついに死んでしまった。初めて触れる「死」という概念に、ミコのなかで何かが変わっていく……。ミコも変わった。パパも変わった。変わらないのは窓辺で微笑む美しいママだけ。そして伯父さんが託した最後の「宿題」から、丘の上の鎖された世界の秘密はほころび始めた──。薔薇と暗号に満ちた幻想的ミステリ。

著者紹介

倉阪鬼一郎 (クラサカキイチロウ)

1960年三重県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。87年に短編集『地底の鰐、天上の蛇』でデビュー。印刷会社勤務等を経て、98年より専業作家となる。ミステリ、ホラー、幻想小説と、その作品分野は多岐にわたり、独特の作風を確立している。著作に『百鬼譚の夜』『赤い額縁』『田舎の事件』『無言劇』『騙し絵の館』など。翻訳家、俳人としても活躍。

著訳者の既刊本

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