【『製鉄天使』特設ページ公開中】
辺境の地、東海道を西へ西へ、山を分け入った先の寂しい土地、鳥取県赤珠村。その地に根を下ろす製鉄会社の長女として生まれた赤緑豆小豆は、鉄を支配し自在に操るという不思議な能力を持っていた。荒ぶる魂に突き動かされるように、彼女はやがてレディース〈製鉄天使〉の初代総長として、中国地方全土の制圧に乗り出す──あたしら爆走女愚連隊は、走ることでしか命の花、燃やせねぇ! 中国地方にその名を轟かせた伝説の少女の、唖然呆然の一代記。里程標的傑作『赤朽葉家の伝説』から三年、遂に全貌を現した仰天の快作!
一九八×年、灼熱の魂が駆け抜ける。
*2009年12月3日 〈週刊文春〉の書評欄「文春図書館」で道尾秀介氏が紹介。
*2009年12月13日 〈朝日新聞〉朝刊の書評欄で重松清氏が紹介。
セイテツテンシ 製鉄天使 【単行本版】
在庫なし
オンライン書店で購入
内容紹介
198×年、灼熱の魂が駆け抜ける――。