北イタリアの修道院を訪れた、バスカヴィルのウィリアム修道士と見習修道士アドソ。ウィリアムは院長から、数日前に起きた、細密画家であった修道士の死について調べるよう依頼された。それは事故ではなく殺人であった。しかも修道士の不審死はさらに続き、「ヨハネの黙示録」の記述に沿うように起きていく。そしてすべての鍵は、迷宮構造を持つ文書館に隠されているらしい……。
巻末には、エーコ自身による覚書(本編刊行後 1983年に発表されたもの)、執筆のために書き溜めたメモや、登場人物や建造物のデッサン等も併録した。全体を通して、故河島英昭氏に代わって(覚書については英昭氏の準備訳稿が存在した)、河島思朗氏が訳文全体を見直し(特にラテン語関連は精査)、作者による訂正、 削除についても細部にわたって確認した。
バラノナマエ カンゼンバン 薔薇の名前[完全版]〈下〉
![薔薇の名前[完全版]〈下〉](/img/cover_image_l/1694.jpg)
未刊
- 定価
- 3,520円(本体価格:3,200円)
- ジャンル
- レーベル
- 判型
- 四六判上製
- ページ数
- 528ページ
- 初版
- 2025年12月26日
- ISBN
- 978-4-488-01694-4
- Cコード
- C0097
- 装画
- Umberto Eco
- 装幀
- 柳川貴代












![薔薇の名前[完全版]〈上〉](/img/cover_image_m/1693.jpg)







