1800年代後半、のちに『吸血鬼ドラキュラ』を生み出すことになる若きブラム・ストーカーは、人気俳優であり劇場経営者でもあったヘンリー・アーヴィングに雇われ、ライシアム劇場の支配人となっていた。仕事に忙殺される慌ただしい毎日だったが、ストーカーの無意識の中で『吸血鬼ドラキュラ』の小説が形をなしていくにつれ、ドラキュラの存在が影絵の芝居(シャドウプレイ)のように現実に影を落とし始める。劇場では、ジョナサン・ハーカーという名前の男が働き、屋根裏にはミナという名の幽霊が出る……。
アイリッシュ・ブックアワード受賞。ストーカー、アーヴィング、そして一座に加わった名優エレン・テリー。個性的な三人の人生を、虚実織り交ぜたドラマティックな筆致で描く『吸血鬼ドラキュラ』誕生秘話。
シャドウプレイ シャドウプレイ
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内容紹介
目次
第一幕 永遠の愛
第二幕 俺たちの身体から血は流れないのか?
第三幕 ブラッドフォード到着
終 章 一九一二年四月十二日金曜日
覚え書き、参考文献、および謝辞
訳注、または『ドラキュラ』への扉
ドラキュラ、シェイクスピア、古きロンドン――訳者あとがきに代えて
第二幕 俺たちの身体から血は流れないのか?
第三幕 ブラッドフォード到着
終 章 一九一二年四月十二日金曜日
覚え書き、参考文献、および謝辞
訳注、または『ドラキュラ』への扉
ドラキュラ、シェイクスピア、古きロンドン――訳者あとがきに代えて