ミステリ・SF・ファンタジー・ホラーの専門出版 TOKYO SOGENSHA

ショウセツノヨウニ 小説のように

小説のように

在庫あり

定価
1,540円(本体価格:1,400円)
ジャンル
  1. 一般文芸 > 短編集
レーベル
  1. 創元文芸文庫
判型
文庫判
ページ数
492ページ
初版
2024年7月19日
ISBN
978-4-488-80504-3
Cコード
C0197
文庫コード
LA-マ-1-1
装画
加藤大
装幀
岡本歌織(next door design)

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内容紹介

音楽家がふと手にした小説には、彼女自身の若き日が、ある少女の目を通じて綴(つづ)られていた。ページをめくるにつれ、過去が思いもかけない景色を見せる──表題作「小説のように」ほか、孤独な女性と殺人犯との対話が震えるほどの余韻をもたらす「遊離基(フリーラジカル)」など、長い人生に訪れる、あまりにも忘れがたい一瞬を捉えた十の物語。ノーベル文学賞に輝く短篇小説の女王、待望の初文庫化。訳者あとがき=小竹由美子/解説=井上荒野

目次

「次元」
「小説のように」
「ウェンロック・エッジ」
「深い穴」
「遊離基(フリーラジカル)」
「顔」
「女たち」
「子供の遊び」
「木」
「あまりに幸せ」

著者紹介

アリス・マンロー

1931年カナダ、オンタリオ州生まれ。図書館勤務と書店経営ののち発表した最初の短篇集『ピアノ・レッスン』(1968)でカナダ総督文学賞を受賞。以降、78年Who Do You Think You Are?および86年『愛の深まり』で、計三度の総督文学賞受賞を果たした。98年の『善き女の愛』でギラー賞と翌年の全米批評家協会賞を、2004年の『ジュリエット』で再びギラー賞を受賞したほか、多数の受賞歴を誇り、短篇小説の女王と称される。09年国際ブッカー賞を、13年ノーベル文学賞を受賞。24年5月没。

小竹由美子 (コタケユミコ)

翻訳家。訳書にマンロー『イラクサ』、イングランダー『地中のディナー』、ファハルド=アンスタイン『サブリナとコリーナ』、オファーレル『ハムネット』、アルザヤット『マナートの娘たち』他多数。