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クロイカクテル 黒いカクテル

黒いカクテル

在庫なし

定価
792円(本体価格:720円)
ジャンル
  1. ファンタジイ > ダーク・ファンタジイ
  1. ファンタジイ > 短編集
レーベル
  1. 創元推理文庫(F)
判型
文庫判
ページ数
251ページ
初版
2006年7月14日
ISBN
978-4-488-54710-3
Cコード
C0197
文庫コード
F-キ-1-10
装画
中川悠京
装幀
東京創元社装幀室

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内容紹介

●桜庭一樹氏――「ほんとうにあぶない本は、最初の一行でわかる、と思う」(解説より)

世の中には、どんな些細な出来事も、語り口ひとつで冒険や、心臓へのひと太刀に変えられる、すばらしい能力を持つ人がいる……。こう語り出される表題作をはじめ9編を収録。キャロルを読む者はいつも、ふと顔を上げると、何処とも知れぬ場所に置き去りにされた自分に気づく。読んでいたはずの物語さえ、唐突に別の何かに姿を変えているのだ――砂漠の車輪や、ぶらんこの月に! 解説=桜庭一樹

目次

「熊の口と」
「卒業生」
「くたびれた天使」
「あなたは死者に愛されている」
「フローリアン」
「我が罪の生」
「砂漠の車輪、ぶらんこの月」
「いっときの喝」
「黒いカクテル」

著者紹介

ジョナサン・キャロル

アメリカの作家。1949年ニューヨーク生まれ。ウィーン在住。80年『死者の書』でデビュー。88年「友の最良の人間」で世界幻想文学大賞を、92年『犬博物館の外で』で英国幻想文学大賞を受賞。その作風はしばしば「ダーク・ファンタジイ」と称され、日常生活に突如として夢や幻想、怪異など超常的な要素が出現する展開を特徴とする。主な著作に『炎の眠り』『木でできた海』などがある。

浅羽莢子 (アサバサヤコ)

1953年生まれ。英米文学翻訳家。東京大学文学部卒。主な訳書にセイヤーズ『学寮祭の夜』、チャーチル『ゴミと罰』、マクラウド『納骨堂の奥に』、キャロル『死者の書』、ピーク『ゴーメンガースト』など多数。2006年歿。

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