●荒俣宏氏推薦──「タイタスは目覚め、探索の終結をめざし城の外へ出る。この不滅の物語自体が、作者ピークの死を越えて、最愛の妻に完成を命じたのか!」
〈ゴーメンガースト〉はもともと三部作として構想されたものではなかった。著者ピークは第四部を構想し、アイディアの断片を遺していたのだ。夫亡きあと、夫人がそれをもとに書き上げたのが本書。故郷を離れたタイタスは、さらに彷徨を重ねる。奇矯な人々に出会い、様々な出来事に遭遇するも、何処にも安住の地を見いだせず終わりなき探索を続けるタイタス。文豪ディケンズにたとえられる、幻想文学の最高峰シリーズ幻の最終刊刊行。解説=金原瑞人
タイタスアウェイクス タイタス・アウェイクス
在庫なし
- 定価
- 968円(本体価格:880円)
- ジャンル
- レーベル
- シリーズ
- 判型
- 文庫判
- ページ数
- 254ページ
- 初版
- 2014年6月20日
- ISBN
- 978-4-488-53410-3
- Cコード
- C0197
- 文庫コード
- F-ヒ-1-5
- 装画
- 浅野信二
- 装幀
- 柳川貴代+Fragment