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中井英夫全集1 キョムヘノクモツ 虚無への供物

虚無への供物

在庫なし

定価
2,090円(本体価格:1,900円)
ジャンル
  1. 一般文芸 > 全集
レーベル
  1. 創元ライブラリ
シリーズ
  1. 中井英夫全集 1
判型
文庫判
ページ数
760ページ
初版
1996年12月10日
ISBN
978-4-488-07011-3
Cコード
C0193
文庫コード
L-な-1-1

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内容紹介

黒ビロードのカーテンは、ゆるやかに波をうって、少しずつ左右へ開きはじめた。――12月10日に開幕する中井文学。現実と非現実、虚実の間に人間存在の悲劇を紡ぎ出し、翔び立つ凶鳥の黒い影と共に、壁画は残された。塔晶夫の捧げた「失われた美酒(オフランド・オウ・ネアン)」、唯一無二の探偵小説『虚無への供物』を――その人々に。初版本に準拠。解説=相澤啓三

目次

1『虚無への供物』(1964) 小説 I

あとがき:塔晶夫/解説――ある二十世紀小説もしくは残酷悲劇――:相澤啓三/解題:本多正一/創元ライブラリ版『中井英夫全集』編集付記
中井英夫全集付録3(「文学の特別席」埴谷雄高、「塔晶夫へのオード」齋藤愼爾)

著者紹介

中井英夫 (ナカイヒデオ)

1922年東京生まれ。東京大学文学部中退。日本短歌社、角川書店で短歌誌編集に従事。1964年、塔晶夫の筆名で刊行されたアンチ・ミステリ『虚無への供物』は、探偵小説の歴史のみならず20世紀文学に金字塔を打ち立てることになった。1974年、『悪夢の骨牌』で第2回泉鏡花文学賞受賞。1993年歿。創元ライブラリ版『中井英夫全集』では、『黒鳥譚』『とらんぷ譚』以下の幻想耽美小説、『香りの時間』に始まる洒脱なエッセイ、戦中日記『彼方より』、詩篇・短歌論など多彩な業績がコンパクトに集成されている。

著訳者の既刊本

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