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ワスレナグサヲサガシテ 勿忘草をさがして

勿忘草をさがして

在庫あり

定価
1,870円(本体価格:1,700円)
ジャンル
  1. 国内ミステリ > 連作短編集
判型
四六判並製
ページ数
352ページ
初版
2023年3月31日
ISBN
978-4-488-02890-9
Cコード
C0093
装画
sakutaro
装幀
岡本歌織(next door design)

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内容紹介

一年前、偶然出会ったお婆さんに会いたい。しかし手掛かりは、庭に良い匂いの沈丁花が咲いていたことと、その庭でお婆さんが発した不可解な言葉だけ――。思わぬトラブルによりサッカー部を辞め鬱屈した日々を送る航大。春を告げる沈丁花の香りに、親切にしてくれたお婆さんのことを思い出し、記憶を頼りにその家を探していたところ出会ったのは、美しい庭を手入れする不愛想な大学生拓海だった。拓海は植物への深い造詣と誠実な心で、航大と共に謎に向き合う。植物が絡むささやかな“事件”を通して周囲の人間関係を見つめなおす、優しさに満ちた連作ミステリ。鮎川哲也賞優秀賞受賞作。

目次

「春の匂い」
「鉢植えの消失」
「呪われた花壇」
「ツタと密室」
「勿忘草をさがして」

著者紹介

真紀涼介 (マキリョウスケ)

1990年宮城県生まれ。東北学院大学卒。『勿忘草をさがして』(応募時タイトル「想いを花に託して」)で第32回鮎川哲也賞優秀賞を受賞しデビュー。

著訳者の既刊本