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ジョウナシレンメイノサツジン 情無連盟の殺人

情無連盟の殺人

在庫あり

定価
2,090円(本体価格:1,900円)
ジャンル
  1. 国内ミステリ > 本格ミステリ
判型
四六判上製
ページ数
286ページ
初版
2022年7月29日
ISBN
978-4-488-02872-5
Cコード
C0093
装画
服部幸平
装幀
大岡喜直(next door design)

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内容紹介

徐々に感情が失われていく病「アエルズ」に罹患した、元麻酔科医・伝城英二。空腹は感じるがそれを不快には感じない。うまくもまずくもないので、食べ物にも興味がない。ファッションや人間関係についても同様だ。毎日同じ料理を食べ、人付き合いも最低限にして暮らしていた英二はある日、アエルズ患者八名が共同生活を送る〈情無連盟〉から加入の誘いを受ける。だが英二が泊まりがけで見学に訪れていたさなか、連盟員の一人が殺害されてしまう。不可能状況下、しかもあらゆる欲求を失い、怒りも悲しみも感じない「情無」たちが集う屋敷で、なぜ殺人事件は起こったのか? 現役医師であり、ミステリーズ!新人賞受賞作家である著者が相棒・眞庵と共作した、本格犯人当て長編。

著者紹介

浅ノ宮遼 (アサノミヤリョウ)

1978年生まれ。宮城県仙台市出身。新潟大学医学部卒の現役医師。2014年、「消えた脳病変」で第11回ミステリーズ!新人賞を受賞。16年、同作を連作化した『片翼の折鶴』(文庫化に際し、『臨床探偵と消えた脳病変』に改題)を刊行し、話題となる。

眞庵 (シンアン)

秋田大学医学部医学科卒。浅ノ宮遼とはかねてからのミステリ仲間。単行本『片翼の折鶴』の制作にかかわり、今作から共著者として本格的にデビュー。

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