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ヨロズヲヒクモノ よろずを引くもの お蔦さんの神楽坂日記

よろずを引くもの

在庫あり

定価
1,650円(本体価格:1,500円)
ジャンル
  1. 国内ミステリ > 連作短編集
判型
四六判並製
ページ数
234ページ
初版
2022年5月31日
ISBN
978-4-488-02859-6
Cコード
C0093
装画
トミイマサコ
装幀
大野リサ

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内容紹介

高校生の滝本望は、お蔦さんの愛称でご近所に親しまれる祖母と、神楽坂で暮らしている。その神楽坂では、万引きが多発しているというので商店街全体で警戒していた矢先のこと、和菓子店の主人が逃げる犯人に突き飛ばされて怪我をしてしまった! 正義感に駆られる望と友人の洋平は、似顔絵を描いて犯人を捕まえようと思い立つが……。商店街を騒がせた出来事を描く「よろずを引くもの」を始め、特別書き下ろしを含む7編を収録。
粋と人情、そして美味しい手料理が味わえる大好評シリーズ、待望の最新作!

目次

「よろずを引くもの」神楽坂で多発する万引き事件。ついに怪我人が出てしまう
「ガッタメラータの腕」なくなった石膏像の腕を見つけるべく、望が一肌脱ぐ!
「いもくり銀杏」花屋の央子が連れてきた押さない兄妹。しかし母親の姿はなく……?
「山椒母さん」昔お世話になった女将さんに頼まれ、お蔦さんが人探しに乗り出す
「孤高の猫」神楽坂のアイドル猫「ハイドン」がいなくなった!?
「金の兎」お蔦さんの役者仲間の娘が、どこか不安げな様子で……
「幸せの形」友人の楓と慣れないケーキ作りに挑む望。特別書き下ろし!

著者紹介

西條奈加 (サイジョウナカ)

1964年、北海道生まれ。2005年、『金春屋ゴメス』で第17回日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビュー。2012年『涅槃の雪』で第18回中山義秀文学賞を受賞。2015年『まるまるの毬』で第36回「吉川英治文学新人賞を受賞。他の著書に『鳥金』『善人長屋』『四色の藍』『朱龍哭く 弁天観音よろず始末記』『千年鬼』など。

著訳者の既刊本

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