ミステリ・SF・ファンタジー・ホラーの専門出版 TOKYO SOGENSHA

ナツノチンモク 夏の沈黙 【単行本版】

夏の沈黙

在庫なし

定価
1,870円(本体価格:1,700円)
ジャンル
  1. 海外ミステリ > ミステリ
判型
四六判並製
ページ数
304ページ
初版
2015年5月29日
ISBN
978-4-488-01045-4
Cコード
C0097
写真
Willie Schumann/EyeEm
装幀
中村聡

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内容紹介

テレビのドキュメンタリー制作者のキャサリン。彼女は順風満帆の生活を送っていた。手がけた番組が賞を獲得、夫は優しく、出来がいいとはいえない息子も就職して独立している。だが、引っ越し先で手にした見覚えのない本を開いた瞬間、彼女の人生は暗転した。主人公は自分自身だ。しかもその本は、20年間隠してきた秘密を暴こうとしている! 刊行前に世界25か国で出版決定。今年最大の新人による、一気読み必至の驚異のデビュー作。解説=三橋暁

*第4位「ミステリが読みたい!2016年版」海外篇



読者モニターの皆様の声

最後まで読むことをお勧めする。私は泣いた。まさか最後に泣かされるとは思ってもみなかった。ミステリ好きの人は用意周到に張り巡らされた伏線に最後に気づき恐れおののくがいい。
20代 女性

通勤時にも携帯しましたが、読み進めると止まらなくなり、もう少し会社が遠くても良かったのにと思ってしまいました。そして、終盤の真相判明にはやられました。
ルネ・ナイト、すごいです。
40代 女性

最初のページから、この先どうなるの? と、ハラハラさせる展開。展開の妙が素晴らしく、久しぶりにゆっくり読み進めた小説でした。ページをめくるのが勿体なかった!
40代 男性

全篇に渡って緊張感が溢れる良質なサスペンス小説で、最後まで飽きさせずに読ませる工夫がなされていると思います。結末も凄く好みです。
30代 男性

ばらばらの破片が、ページを進めるとともに、パズルのように空白の場所にあてはまってゆく。最後までどこへ向かうのかわからない究極のサスペンス。
50代 男性

デビュー作とは思えない、流れるような文章とストーリー展開。これほど、多様な倫理観を見せつけられる物語には、なかなか出会うことができない。
30代 女性

ページをめくりだしたらぐいぐい読み進んで、途中でやめるのがいやになるほどでした。
前半と後半で、主人公への印象がこんなに変わる本ってなかったかも。表紙を一見して「これはおもしろそうだ」と感じていたのですが、実際大当たりでした。
30代 女性

物語の中心にあるのは素朴かつ普遍的な問いかけだ。読み終えて、本当はこれは実にすっきりした物語だったんだなと気付き、そこから静かな感動が広がってきた。
20代 男性

普段ミステリはあまり読まないが、読み終わる瞬間までわくわくし通しでした。結末が特に良かった。今すぐ冒頭から確認しつつ読み返したくてしょうがない。
20代 女性

ジェットコースターのように一気に読み終えました。驚愕の真実と悲しい事実に、最後のページを読み終えたあとは、ふーっと息を長くはきながら静かに本を置きました。
40代 女性

著者紹介

ルネ・ナイト

英国BBCで美術ドキュメンタリー番組のディレクターを担当したのち、著作活動に転向。テレビ番組や映画の台本を手がける。2013年4月、大手出版社の小説創作コースを卒業。在籍中に執筆を始めた『夏の沈黙』の出版権をめぐって、熾烈なオークション合戦が勃発した。2016年には短編Mother’s Dayを発表。ロンドンに夫と二人の子供と暮らす。

古賀弥生 (コガヤヨイ)

東京女子大学文理学部英米文学科卒。ブラッドリー『パイは小さな秘密を運ぶ』『人形遣いと絞首台』『水晶玉は嘘をつく?』、ナイト『夏の沈黙』、マカルパイン『青鉛筆の女』など訳書多数。