殺人現場の家を訪れたビルギッタは、刑事の目を盗み数冊のノートを持ち出した。ノートに記されたネヴァダの文字。それはスウェーデンの寒村で起きたのと似た血塗られた事件が起きた土地だった。手記は一八六〇年代、アメリカ大陸横断鉄道の建設の現場主任のものだった。十九世紀の中国の寒村、鉄道建設に沸く開拓時代のアメリカ、そして発展著しい現代の中国、アフリカ。現代の予言者マンケルによる、ミステリを超えた金字塔的大作。訳者あとがき=柳沢由実子
*第10位『このミステリーがすごい!2015年版』海外編
ペキンカラキタオトコ 北京から来た男〈下〉 【単行本版】
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