創元SF50周年

2013年、創元SFは50周年を迎えます。

創元SF文庫は、創元推理文庫(1959年創刊)のSF部門として1963年9月にスタートしました。文庫本としては日本初の翻訳SF専門シリーズとなり、1991年11月に現在の 
 〈創元SF文庫〉に改称されました。以来、現在までに合計で600点以上の作品を刊行しています。
刊行第1弾はフレドリック・ブラウン『未来世界から来た男――SFと悪夢の短編集』。初刊時の装幀は松田正久氏でした。
当時の状況を、編集長だった故・厚木淳氏(その後、翻訳家)が、巻末の「ノート」(解説)で記しています。 
「推理小説は好きだがSFは読まない、という、いわゆる食わず嫌いの読者が日本ではまだ多いが、そういう点でブラウンのSFは長編も短編も、推理小説からSFへの橋渡しの役目を果たしてくれる絶好の手引きとなるだろう」
こうして始まった出版活動でしたが、数年のうちにSFは読者の支持を得て日本に定着することになりました。50年を経て、そしてこれからもなお“SFの想像力”は不変でありつづけます。今後とも変わらぬご愛読の程、宜しくお願いいたします。

 

おもな映画・映像化作品

アイザック・アシモフ
『わたしはロボット』
映画『アイ,ロボット』
 2004年/アレックス・プロヤス監督
アイザック・アシモフ&ロバート・シルヴァーバーグ
『アンドリューNDR114』
映画『アンドリューNDR114』
 1999年/クリス・コロンバス監督
ジョン・ウィンダム
『トリフィド時代』
映画『人類SOS!』
 1962年/スティーヴ・セクリー監督
テレビドラマ「デイ・オブ・ザ・トリフィド」
 1981年/イギリス
テレビドラマ「ラストデイズ・オブ・ザ・ワールド」
 2009年/イギリス
H・G・ウェルズ
『宇宙戦争』
映画『宇宙戦争』
 1953年/バイロン・ハスキン監督(ジョージ・パル製作)
映画『宇宙戦争』
 2005年/スティーブン・スピルバーグ監督
映画『H.G.ウェルズ 宇宙戦争 ─ウォー・オブ・ザ・ワールド─』
 2005年/デヴィッド・マイケル・ラット監督
ビデオ映画『ザ・カウントダウン 地球大戦争』
 2005年/ティモシー・ハインズ監督
H・G・ウェルズ
『タイム・マシン』

映画『タイム・マシン 80万年後の世界へ』
 1960年/ジョージ・パル監督
映画『タイムマシン』
 2002年/サイモン・ウェルズ監督
ジュール・ヴェルヌ
『八十日間世界一周』
映画『80日間世界一周』
 1956年/マイケル・アンダーソン監督
映画『80デイズ』
 2004年/フランク・コラチ監督
ジュール・ヴェルヌ
『悪魔の発明』
映画『悪魔の発明』
 1958年/カレル・ゼーマン監督
ドナルド・A・ウォルハイム
「擬態」(『地球の静止する日』収録)
映画『ミミック』
 1997年/ギレルモ・デル・トロ監督
ジョン・W・キャンベル・ジュニア
「影が行く」(『影が行く』収録)
映画『遊星よりの物体X』
 1951年/クリスチャン・ナイビィ監督
映画『遊星からの物体X』
 1982年/ジョン・カーペンター監督
映画『遊星からの物体X ファーストコンタクト』
 2012年/マティス・バン・ヘイニンゲン・ジュニア監督
ネヴィル・シュート『渚にて』 映画『渚にて』
 1959年/スタンリー・クレイマー監督
テレビドラマ「エンド・オブ・ザ・ワールド」
 2000年/オーストラリア
シオドア・スタージョン
「殺人ブルドーザー」(『地球の静止する日』収録)
テレビ映画『殺人ブルドーザー』
 1974年/アメリカ
フィリップ・K・ディック
『暗闇のスキャナー』
映画『スキャナー・ダークリー』
 2006年/リチャード・リンクレイター監督
コナン・ドイル
「失われた世界」(『失われた世界』収録)
映画『ロスト・ワールド』
 1925年/ハリイ・O・ホイト監督
映画『失われた世界』
 1960年/アーウィン・アレン監督
映画『ダイナサウルス』
 1998年/ボブ・キーン監督
ロバート・A・ハインライン
「月世界征服」(『地球の静止する日』収録)
映画『月世界征服』
 1950年/アーヴィング・ピシェル監督
エドガー・ライス・バローズ
『火星のプリンセス』
ビデオ映画『アバター・オブ・マーズ』
 2009年/マーク・アトキンス監督
映画『ジョン・カーター』
 2012年/アンドリュー・スタントン監督
ピエール・ブール
『猿の惑星』
映画『猿の惑星』
 1968年/フランクリン・J・シャフナー監督
映画『PLANET OF THE APES 猿の惑星』
 2001年/ティム・バートン監督
レイ・ブラッドベリ
「趣味の問題」(『地球の静止する日』収録)
映画『イット・ケイム・フロム・アウタースペース』
 1953年/ジャック・アーノルド監督
レイ・ブラッドベリ
「霧笛」(『ウは宇宙船のウ』収録)
映画『原子怪獣現わる』
 1953年/ユージン・ローリー監督
レイ・ブラッドベリ
「雷のとどろくような声」(『ウは宇宙船のウ』収録)
映画『サウンド・オブ・サンダー』
 2004年/ピーター・ハイアムズ監督
レイ・ブラッドベリ
『何かが道をやってくる』
映画『何かが道をやってくる』
 1983年/ジャック・クレイトン監督
ハリイ・ベイツ
「主人への告別」(『地球の静止する日』収録)
映画『地球の静止する日』
 1951年/ロバート・ワイズ監督
映画『地球が静止する日』
 2008年/スコット・デリクソン監督
ウォード・ムーア
「ロト」(『地球の静止する日』収録)
映画『性本能と原爆戦』
 1962年/サミュエル・Z・アーコフ監督
新井素子
「グリーン・レクイエム」
(『グリーン・レクイエム/緑幻想』収録)
映画『グリーン・レクイエム』
 1988年/今関あきよし監督
田中芳樹
『銀河英雄伝説』
アニメ《銀河英雄伝説》
 1988~2000年/徳間書店、らいとすたっふ他
演劇「銀河英雄伝説」
 2011年~/舞台「銀河英雄伝説」実行委員会
ミュージカル「銀河英雄伝説」
 2012年/宝塚歌劇団
永山驢馬
「時計じかけの天使」(『原色の想像力』収録)
テレビドラマ「いじめられっこ」
(『世にも奇妙な物語』)
 2011年/フジテレビ
山本弘
『MM9』
テレビドラマ「MM9」
 2010年/毎日放送

創元SF50年のあゆみ

1959(昭和34)年
  • 4月 〈創元推理文庫〉創刊
1963(昭和38)年
1964(昭和39) 年
  • 1月 A・E・ヴァン・ヴォークト作品を刊行開始
    (『宇宙船ビーグル号の冒険』)
  • 2月  H・G・ウェルズ作品を刊行開始
    (『透明人間』)
  • 8月 R・A・ハインライン作品を刊行開始
    (『太陽系帝国の危機』、後に『ダブル・スター』として新訳)
  • 9月 レイ・ブラッドベリ作品を刊行開始
    (『何かが道をやってくる』)
  • 10月 ジュール・ヴェルヌ作品を刊行開始
    (『月世界へ行く』)
  • 11月 アイザック・アシモフ作品を刊行開始
    (『暗黒星雲のかなたに』)
1965 (昭和40) 年
1966(昭和41) 年
1969(昭和44) 年
  • 1月 J・G・バラード『結晶世界』刊行
    (星雲賞海外長編部門受賞)
1974(昭和49) 年
  • 7月 R・シルヴァーバーグ『時間線を遡って』刊行
    (星雲賞海外長編部門受賞)
1978(昭和53)年
1980(昭和55) 年
  • 5月 J・P・ホーガン『星を継ぐもの』刊行
    (星雲賞海外長編部門受賞)
  • 9月 翻訳SF叢書〈イラストレイテッドSF〉
    (単行本)創刊
  • 初回配本はラリー・ニーヴン『魔法の国が消えていく』
  • 10月 評論・研究叢書〈キイ・ライブラリー〉
    (単行本)創刊
  • 初回配本はブライアン・W・オールディス『十億年の宴』
1981(昭和56) 年
  • 10月 J・P・ホーガン『創世記機械』刊行
    (星雲賞海外長編部門受賞)
1982(昭和57) 年
  • 7月 E・C・タブ《デュマレスト・サーガ》シリーズ刊行開始
1983(昭和58) 年
  • 5月 B4判を八つ折りにした投込付録
    〈紙魚の手帖〉創刊(─41号、1988年5月)
1984(昭和59) 年
  • 10月 文庫奧付後に掲載する巻末コラム
    「文庫データボックス」はじまる
1986(昭和61) 年
  • 10月 M・Z・ブラッドリー《ダーコーヴァ年代記》シリーズ刊行開始
1988(昭和63) 年
1989(平成元) 年
  • 4月 フィリップ・K・ディック作品を刊行開始
    (『去年を待ちながら』)
  • 12月 バリントン・J・ベイリー『時間衝突』刊行
    (星雲賞海外長編部門受賞)
  • 1991(平成3) 年
    • 1月 L・M・ビジョルド作品を刊行開始
      (『戦士志願』)
    • 4月 チャールズ・シェフィールド『マッカンドルー航宙記』刊行
      (星雲賞海外長編部門受賞)
    • 10月 創元推理文庫SF部門を〈創元SF文庫〉に
      改称、背表紙を藤色に統一
    1992(平成4)年
    • 2月 ポール・アンダースン『タウ・ゼロ』刊行
      (星雲賞海外長編部門受賞)
    • 10月 ミステリ専門誌〈創元推理〉創刊
      (─2003年)
    1993(平成5)年
    • 12月 J・P・ホーガン『内なる宇宙』(単行本)刊行
      (星雲賞海外長編部門受賞)
    1995(平成7)年
    • 8月 野田昌宏『「科學小説」神髄』(キイ・ライブラリー)刊行
      (第16回日本SF大賞特別賞受賞)
    1997(平成9)年
    • 6月 ニーヴン&パーネル&フリン『天使墜落』刊行
      (星雲賞海外長編部門受賞)
    1998(平成10)年
    • 8月 キム・スタンリー・ロビンスン『レッド・マーズ』刊行
      (星雲賞海外長編部門受賞)
    1999(平成11)年
    2002(平成14)年
    2003(平成15)年
    2004(平成16)年
    • 7月 東京創元社創立50周年
    • 8月 エドモンド・ハミルトン《キャプテン・フューチャー全集》刊行開始
    • 10月 グレッグ・イーガン『万物理論』刊行
      (星雲賞海外長編部門受賞、
      SFが読みたい!ベストSF海外編第1位)
    2006(平成18)年
    2007(平成19) 年
    2008(平成20) 年
    • 9月 ロバート・チャールズ・ウィルスン『時間封鎖』刊行
      (星雲賞海外長編部門受賞、
      SFが読みたい!ベストSF海外編第1位)
    • 12月 《年刊日本SF傑作選》刊行開始
    2009(平成21) 年
    2010(平成22) 年
    • 5月 「第1回創元SF短編賞」発表
    • 10月 マイクル・フリン『異星人の郷』刊行
      (星雲賞海外長編部門受賞、
      SFが読みたい!ベストSF海外編第1位)
    2011(平成23)年
    • 9月 〈創元日本SF叢書〉創刊
    • 初回配本は松崎有理『あがり』
      (第1回創元SF短編賞受賞作)
    2012(平成24)年
    • 3月 宮内悠介『盤上の夜』(創元日本SF叢書)刊行
      (第1回創元SF短編賞・山田正紀賞受賞、第33回日本SF大賞受賞、第147回直木賞候補作)
    2013(平成25)年
    • 〈創元SF文庫〉50周年

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