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ハルカナルキョシン 遙かなる巨神 夢枕獏最初期幻想SF傑作集

遙かなる巨神

在庫なし

定価
1,078円(本体価格:980円)
ジャンル
  1. SF > 短編集
  1. ファンタジイ > 幻想小説
レーベル
  1. 創元SF文庫
判型
文庫判
ページ数
510ページ
初版
2008年3月28日
ISBN
978-4-488-73001-7
Cコード
C0193
文庫コード
SF-ゆ-1-1
装画装幀
岩郷重力+WONDER WORKZ。

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内容紹介

その途轍もない〈巨人〉は一定周期で現れ、人々の上をただ歩いてゆく、進化の輪から完全に独立した存在だった──圧倒的な筆力で描かれた表題作、どことも知れぬ宿で二人の人物が酒を酌み交わす「蒼い旅篭で」、雪山で遭難した男の幻想譚「山を生んだ男」など、宇宙と人間の有り様を凝縮した傑作や《サイコダイバー》シリーズの原型作「てめえらそこをどきやがれ!」の他、幻のデビュー作「カエルの死」にはじまる傑作タイポグラフィクション(活字絵物語)の数々を収録。著者まえがき=夢枕獏/解説=大倉貴之

目次

「木犀のひと」
「どむ伝」
「魔性」
「わらし」
「蒼い旅籠で」
「消えた男」
「山を生んだ男」
「千日手」
「てめえらそこをどきやがれ!」
「遙かなる巨神」

タイポグラフィクション
「カエルの死」
「ローズマリーの赤ちゃん」
「走る人」
「泣きじゃくる子供」
「そして誰もいなくなった」
「終電の事故」
「崩壊のプロセス」
「伝言板」
「どんたとぴ」

著者紹介

夢枕獏 (ユメマクラバク)

1951年神奈川県小田原市生まれ。東海大学文学部卒。1977年、〈奇想天外〉誌に「カエルの死」が掲載されデビュー。1989年の『上弦の月を喰べる獅子』で第10回日本SF大賞、第21回星雲賞を、1997年の『神々の山嶺』で第11回柴田錬三郎賞を受賞。他の作品に〈キマイラ・吼〉〈サイコダイバー〉〈陰陽師〉等のシリーズ、『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』など。

著訳者の既刊本