【泉鏡花文学賞・星雲賞受賞】
司政官マセは太陽の新星化を公表し、緊急指揮権を確立する。だが退避計画の遂行は困難をきわめた。移住先を決定する住民投票、脱出のための宇宙船運行の手配……。しかも計画が進むにつれ住民たちの反撥も高まってゆき、ついには大規模な暴動となってマセを襲う──。さらに、奇妙にも先住者たちは、誰ひとりとして退避勧告に従おうとしない。空前の計画はいかにして完遂されるのか? 著者あとがき=眉村卓/解説=牧眞司
ショウメツノコウリン ゲ 消滅の光輪〈下〉
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