ラクエンヘノシッソウ 楽園への疾走
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内容紹介
歪んだ楽園の果てに、少年が見たものは。予言者バラードの衝撃作。
「アホウドリを救え……! いますぐ核実験をやめろ……!」十六歳の少年ニールは、タヒチ沖に浮かぶ島、サン・エスプリ島へ向かうデモに参加していた。運動の中心となる四十代の女医、ドクター・バーバラに惹きつけられてしまったのだ。初めは普通の環境保護運動だった。だが、島に居すわった彼らに世界中の注目が集まったときから、なにかが狂いはじめた。楽園の果てにニールが見いだしたものは? 現代の予言者バラードの問題作。訳者あとがき=増田まもる