緑のジャングルと茶色い川をかかえる亜熱帯の町に、理解不能な言葉を話す9歳から13歳の子どもたちの集団がどこからともなく現れた。その存在は徐々に大人たちの日常に罅(ひび)を入れていき、数ヶ月後、32人の子どもは一斉に命を落とした──。現代スペインを代表する作家が描く、子どものかわいらしさと暴力性、野生と文明、保護と支配。一読忘れがたき恐るべき寓話、待望の文庫化。訳者あとがき/文庫版あとがき=宇野和美
キラメクキョウワコク きらめく共和国
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