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キラメクキョウワコク きらめく共和国

きらめく共和国

在庫あり

定価
946円(本体価格:860円)
ジャンル
  1. ファンタジイ > 奇妙な味
  1. 海外ミステリ > ミステリ
レーベル
  1. 創元推理文庫(F)
判型
文庫判
ページ数
198ページ
初版
2025年1月24日
ISBN
978-4-488-55208-4
Cコード
C0197
文庫コード
F-ハ-6-1
装画
原裕菜
装幀
藤田知子

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内容紹介

緑のジャングルと茶色い川をかかえる亜熱帯の町に、理解不能な言葉を話す9歳から13歳の子どもたちの集団がどこからともなく現れた。その存在は徐々に大人たちの日常に罅(ひび)を入れていき、数ヶ月後、32人の子どもは一斉に命を落とした──。現代スペインを代表する作家が描く、子どものかわいらしさと暴力性、野生と文明、保護と支配。一読忘れがたき恐るべき寓話、待望の文庫化。訳者あとがき/文庫版あとがき=宇野和美

著者紹介

アンドレス・バルバ

1975年、スペインのマドリード生まれ。小説家、エッセイスト、写真家、脚本家、翻訳家として活躍。2001年に小説La hermana de Katiaでエラルデ小説賞の最終候補となり、世に知られるようになる。2006年に発表したVersiones de Teresaでトレンテ・バリェステル賞を、2017年刊行の本書『きらめく共和国』でエラルデ小説賞を受賞。イギリスのグランタ誌で2010年に発表された、スペイン語圏における注目の若手作家22人のひとりにも選ばれている、現代スペイン文学を代表する作家。2014年に児童書『ふたりは世界一!』が翻訳刊行されている。

宇野和美 (ウノカズミ)

東京外国語大学スペイン語学科卒。出版社勤務を経て翻訳家に。メルチョール『ハリケーンの季節』で、日本翻訳家協会による翻訳特別賞を受賞。ネッテル『赤い魚の夫婦』、アルマダ『吹きさらう風』、マトゥーテ『小鳥たち──マトゥーテ短篇選』など訳書多数。