ゲシノモリ 夏至の森
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内容紹介
祖父が亡くなり、七年ぶりに故郷に還ったシルヴィアを待っていたのは、鬱蒼とした森に抱かれたリン屋敷と、曾曾曾祖母の手記だった。森に棲むのは美しくも怖ろしい女王とその眷属。祖母が主宰する村の女たちの繊維ギルドは、リン屋敷を森に棲むものたちから護っているという。あわてて都会に戻ろうとするシルヴィア。だが、従弟タイラーが消えて取り替えっ子が現れて……。『冬に薔薇』に続く、詩人マキリップの幻想に満ちた妖精譚。訳者あとがき=原島文世