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シミノテチョウ 12 紙魚の手帖 vol.12 AUGUST 2023

紙魚の手帖 vol.12 AUGUST 2023

在庫あり

定価
1,540円(本体価格:1,400円)
ジャンル
  1. 一般文芸 > 紙魚の手帖
  1. 国内ミステリ
  1. SF
判型
A5判並製
ページ数
343ページ
初版
2023年8月10日
ISBN
978-4-488-03117-6
Cコード
C0093
装画
カシワイ
装幀
アルビレオ

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内容紹介

■好評を博したSFアンソロジーシリーズ《Genesis》が『紙魚の手帖』に合流。青崎有吾、柞刈湯葉、円城塔、小田雅久仁、笹原千波、高山羽根子、宮澤伊織、宮西建礼、アイ・ジアンらの読切短編で贈る、まるごと夏のSF特集号。■第14回創元SF短編賞選評および、受賞作・阿部登龍「竜と沈黙する銀河」掲載。 ■熊倉献、コミック連載第2回。■創元SF60周年を記念した、高橋良平×戸川安宣対談&加藤直之特別エッセイほか。


※編集部からのお詫びと訂正
編集部の不手際で、『紙魚の手帖 vol.12』の3ページ目次と、343ページ執筆者紹介におきまして、鍛治靖子先生のお名前に誤りがありました。「冶」と表記いたしましたが、正しくは「治」です。鍛治先生ならびに読者の皆さまに御迷惑をおかけしたことを、謹んでお詫び申し上げ、ここに訂正いたします。

目次

【受賞作決定!】
第14回創元SF短編賞 選評 宮澤伊織・小浜徹也(東京創元社編集部)

【第14回創元SF短編賞受賞作】
竜と沈黙する銀河 阿部登龍
●2035年。〈竜の女王〉の影を追い、査察官ザーフィラは故国へ向かう。第14回創元SF短編賞受賞作

【小説】
くらりvsメカくらり 青崎有吾
●出版社を破壊するのは何者だ? W映像化で話題の著者が描くアクションSF

記憶人シィーの最後の記憶 柞刈湯葉
●人類が消えて数百年。完全な記憶を持つ少年と喋る黒猫は、終わりのない旅を続けていた

ローラのオリジナル 円城塔
●画像生成者の語り手が作り上げる「ローラ」。命令と選別によって生まれ、殖えてゆく、無数のローラたち――

扉人 小田雅久仁
●雨の日の運命的な出会いから二年、男は突然私の前から消えた。国家安全局に追われる彼の正体とは

手のなかに花なんて 笹原千波
●中学生の優花は、夏休みを祖母と過ごす。認知機能の低下が見られるなか、情報人格となった祖母と……

この場所の名前を 高山羽根子
●大学事務で学生の要望を淡々と処理する私が夢中になったのは、ネット上で行う協力型場所当てゲームだった

ときときチャンネル♯6【登録者数完全破壊してみた】 宮澤伊織
●ネットの紹介記事がバズって登録者数が急増! 一気に五〇〇人を目指し、今回は耐久配信をお届けします

冬にあらがう 宮西建礼
●史上有数の大噴火発生。地球規模の苛酷な食料危機に、高校生とAIが立ち向かう

英語をください アイ・ジアン 市田泉訳
●言語能力を売買できるようになった近未来。中国から移住してきたジリアンは単語を切り売りしながら生活しているが――

※芦辺拓「明治殺人法廷」、坂木司「きみのかたち」、桜庭一樹「名探偵の有害性」、澤村伊智「特撮なんて見ない」、高田大介「記憶の対位法」は休載です

【コミック】
第2回 空中楼閣 熊倉献
●告白の権利を賭けて競うSF研男子部員たちは、高嶺の花に手が届くのか――

【創元SF60周年記念】
特別対談 草創期の創元SF 高橋良平×戸川安宣
特別寄稿 四十三年めの『星を継ぐもの』 加藤直之

【ESSAY】
翻訳のはなし第10回 銀河帝国の方々(ほうぼう)――新訳裏話 鍛治靖子
乱視読者の読んだり見たり第8回 異星(性)との遭遇――レムとル=グィン 若島正

※山崎佳代子「私の小さな地図帖」、柳川貴代「装幀の森」は休載です

【COLUMN】
ひみつのおやつ*コンビニのクレープ 品田遊
私の必需品*外出を楽しく! おでかけに持っていきたいアイテム7選 野﨑まど

【SF BOOKREVIEW】
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翻訳SF 鯨井久志

【特別企画】
第23回本格ミステリ大賞贈呈式レポート

【INTERVIEW 期待の新人】
前川ほまれ
水庭れん

【INTERVIEW 注目の新刊】
『君の六月は凍る』 王谷晶
『あなたは月面に倒れている』倉田タカシ

【BOOKREVIEW】
文芸全般 瀧井朝世
国内ミステリ 宇田川拓也
翻訳ミステリ 村上貴史
ファンタジイ 三村美衣

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