ニューヨークでとくに目的意識もないまま、留学と称した無気力な生活を送っている恭平と篤郎のもとを、意外な人物が訪ねてきた。メッツの日本人選手、進藤だ。シーズン中の今、ローテーションピッチャーの進藤が、いったいなぜ? チームメイトにかけられた窃盗の疑いを晴らすために、アルバイトのクラブハウスボーイ(通称:クラビー)として潜入してほしい──。さっそく翌日から働きはじめた二人だが、クラブハウス内の規格外の出来事に大忙し。大量のユニホームの洗濯と料理の準備に追われている間にまたもや事件が……。ニューヨーク、そしてメジャーリーグを舞台に奮闘する若者たちの姿を、キュートな筆致で描く連作短編集。「サムライジャパン野球文学大賞」受賞の著者の新境地。
文庫版では『ボールパークの神様』と改題しました。
ボールパークノマホウ ボールパークの魔法 【単行本版】
在庫なし
- 定価
- 1,760円(本体価格:1,600円)
- ジャンル
- 判型
- 四六判並製
- ページ数
- 250ページ
- 初版
- 2012年10月25日
- ISBN
- 978-4-488-02709-4
- Cコード
- C0093
- 装画
- chizo
- 装幀
- 石松経章(Keisyo事務所)