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プリズムノヒトミ プリズムの瞳 【単行本版】

プリズムの瞳

在庫なし

定価
2,090円(本体価格:1,900円)
ジャンル
  1. SF > 連作短編集
判型
四六判仮フランス装
ページ数
340ページ
初版
2007年10月30日
ISBN
978-4-488-01811-5
Cコード
C0093
装画
ヨシツギ
装幀
岩郷重力+WONDER WORKZ。

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内容紹介

かつては最先端機種として、期待を一身に集めていた人型ロボット、ピイ・シリーズ。しかし、現在ではその役割を終え、絵を描くだけの無用の〈残存種〉と呼ばれ、各地を放浪していた。
恋人との仲に悩む女性、周囲にとけ込めない中年男、人生を踏み外しかけた青年――ピイと出会った人々は、姿だけを同じくするロボットの瞳に何を見いだすのか。
感情を持たないピイと永遠に姿の変わらない少女。かれらとの出会いを通して揺らぐ人々のこころを柔らかに描き出す、すぐそこの未来の、祈りに満ちた物語。

*第5位『SFが読みたい!2008年版』ベストSF2007国内篇

目次

「レリクト・クリムゾン」
「クラウディ・グレイ」
「ミッドナイト・ブルー」
「シュガー・ピンク」
「メモラブル・シルバー」
「ミラーリング・ブラック」
「エバー・グリーン」
「トワイライト・パープル」
「サティスファイド・クリア」

著者紹介

菅浩江 (スガヒロエ)

1963年京都府生まれ。81年、短編「ブルー・フライト」でデビュー。89年に『ゆらぎの森のシエラ』で長編デビュー。91年、92年の『メルサスの少年』「そばかすのフィギュア」で第23回、第24回の星雲賞を連続受賞。さらに、2000年、『永遠の森』で第54回日本推理作家協会賞、第32回星雲賞を受賞。他の著作に『そばかすのフィギュア』『おまかせハウスの人々』『プリズムの瞳』など多数。

著訳者の既刊本