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クトゥルーシンワゼンショ クトゥルー神話全書

クトゥルー神話全書

在庫なし

定価
2,200円(本体価格:2,000円)
ジャンル
  1. ホラー > 評論・研究
レーベル
  1. キイ・ライブラリー
判型
四六判並製
ページ数
290ページ
初版
2011年1月31日
ISBN
978-4-488-01529-9
Cコード
C0095
装画
Andrea Bonazzi
装幀
岩郷重力+WONDER WORKZ。

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内容紹介

「クトゥルー神話とは、20世紀最大級の驚くべき文学的現象である」――リン・カーター

「本書において私はクトゥルー神話の解明を試みた――クトゥルー神話とは何なのか、それはどのようにして発展してきたのか、それがこれほどまでに輝かしく成功を収めたのはなぜなのか。クトゥルー神話を最初に考え出した無名のパルプ作家を国際的に有名にしたこと以外にも、クトゥルー神話には誇りうる点があるからだ。クトゥルー神話というのは今世紀最大級の驚くべき文学的現象である」――リン・カーター「序」より

H・P・ラヴクラフトの生涯を追いつつ、その代名詞ともなったクトゥルー神話大系を詳細に紹介。詳細な神話大系リスト、発音比較表を付す。高名な研究書、ついに邦訳なる。
訳者あとがき=竹岡啓「カーターとクトゥルー神話」/監訳者あとがき=朝松健「監訳者解説」

目次

 序 プロヴィデンスの影
1 外世界からの訪問者
2 ルルイエからの暗示
3 売店にあらわれたもの
4 レッド・フックの恐怖
5 クトゥルーの来襲
6 暗黒一座の侍者たち
7 影が集う
8 旧支配者の落とし子
9 旧神
10 昨日からの侵入者
11 最後の魔法
12 墳墓を越えて
13 松林の家
14 一時代の終わり
15 最後の使徒

クトゥルー神話固有名詞表記比較表
クトゥルー神話作品目録 

著者紹介

リン・カーター

1930年アメリカ合衆国フロリダ州生まれ。幼少時から幻想文学全般の熱狂的なファンで、多くのファンジンに小説や評論を寄せた。57年に作家デビュー。アメリカの伝説的なペーパーバック叢書《バランタイン・アダルト・ファンタジー》シリーズの編集コンサルタントを務めた。1988年歿。邦訳された評論書に『トールキンの世界(ロード・オブ・ザ・リング 『指輪物語』完全読本)』、『ファンタジーの歴史 空想世界』『クトゥルー神話全書』がある。

朝松健 (アサマツケン)

1956年北海道生まれ。1986年『魔教の幻影』でデビュー。以降、ホラー、伝奇時代小説など、幅広い執筆活動を続けている。2006年、「東山殿御庭」が第58回日本推理作家協会賞短篇部門の候補となる。〈逆宇宙シリーズ 〉〈一休シリーズ〉など多数のシリーズの他、著作に『完本 黒衣伝説』『踊る狸御殿』『暁けの蛍』などがある。

竹岡啓 (タケオカヒラク)

1979年東京生まれ。東京工業大学理学部卒、同大学院修士課程修了。

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