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コウシテボクハスパイニナッタ こうしてぼくはスパイになった

こうしてぼくはスパイになった

在庫僅少

定価
2,530円(本体価格:2,300円)
ジャンル
  1. 海外ミステリ > ミステリ
  1. 海外ミステリ > 少年・少女探偵
判型
四六判上製
ページ数
286ページ
初版
2025年4月18日
ISBN
978-4-488-01148-2
Cコード
C0097
装画
Naffy
装幀
中村聡

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内容紹介

1944年2月、ナチス・ドイツの空襲(くうしゅう)がつづいているロンドン。13歳(さい)のバーティは空襲警報を受け、民間防衛隊の伝令係としてはじめての任務のため、街へ飛びだしていった。自転車のかごにのっている相棒は、救助犬のリトル・ルーだ。大あわてで自転車をこいでいたバーティは、女の子にぶつかってふたりとも転んでしまった。女の子が立ち去ったあと、バーティは通りで一冊のノートを拾う。それは秘密諜報員(ひみつちょうほういん)になるための訓練を受けた女性のもので、文章の後半は暗号になっていた。ノートを道に落としていったアメリカ人の少女エレノアに再会したバーティは、ノートを書いたフランス人女性・ヴィオレットが行方(ゆくえ)不明になったと知る。彼女(かのじょ)を探すため、エレノアと探偵(たんてい)志望の友だち・デイヴィッドといっしょに、ノートの暗号の解読に取り組むが……。
数々の文学賞に輝(かがや)いた児童文学作家が贈(おく)る、子どもたちの勇気と謎解(なぞと)きを描くミステリ!著者あとがき=デボラ・ホプキンソン/訳者あとがき=服部京子

著者紹介

デボラ・ホプキンソン

アメリカ、オレゴン州の作家。絵本から史実にもとづいた小説やノンフィクションなどまで、児童文学のジャンルで80以上の著作がある。2019年刊行の『こうしてぼくはスパイになった』はオレゴン図書賞を受賞した。邦訳された著作に『ブロード街の12日間』(2013)、『だいすきな先生へ』(2017)、『しょうこをつかめ! コレラのなぞをといた医者ジョン・スノウ』(2024)などがある。

服部京子 (ハットリキョウコ)

翻訳者。中央大学文学部卒業。訳書にジェームズ・ボーエン『ボブという名のストリート・キャット』、アンジー・キム『ミラクル・クリーク』、テス・シャープ『詐欺師はもう嘘をつかない』、ウィル・リーチ『車椅子探偵の幸運な日々』、ホリー・ジャクソン『自由研究には向かない殺人』『優等生は探偵に向かない』『卒業生には向かない真実』『受験生は謎解きに向かない』などがある。