ミステリ・SF・ファンタジー・ホラーの専門出版 TOKYO SOGENSHA

ヒウチバコ 火打箱

火打箱

在庫なし

定価
2,640円(本体価格:2,400円)
ジャンル
  1. ファンタジイ > ファンタジイ
判型
四六判上製
ページ数
270ページ
初版
2015年11月27日
ISBN
978-4-488-01052-2
Cコード
C0097
装画
デイヴィッド・ロバーツ
装幀
東京創元社装幀室

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内容紹介

「きさまは恋に落ち、自分の王国を手に入れる」皇帝軍の兵士だったとき、おれは死神を見た。死神の手を逃れ、森の中で出会ったのはサファイアーという名の少女。おれたちは恋に落ち、そして……。元兵士の若者オットーが深い森で出会う男装の美少女、狼の怪物、城に住む恐ろしい魔女。文豪アンデルセン最初期の作品に、カーネギー賞受賞作家サリー・ガードナーが新たな息吹を吹き込む。不思議と怪奇が詰まった美しくも不気味な物語。

著者紹介

サリー・ガードナー

英国バーミンガム生まれ。ロンドン中心部で育つ。難読症のため14歳まで読み書きができなかった。セントラル・セント・マーチンズ・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザインで美術を学び、15年にわたって劇場で舞台美術や舞台衣装のデザイナーとして活躍。その後児童書の創作を始め、多くの絵本や童話を発表している。『コリアンダーと妖精の国』で2005年度ネスレ子どもの本賞金賞を、『マザーランドの月』で2013年度カーネギー賞を受賞。『火打箱』ではカーネギー賞のショートリストにノミネートされている。ロンドン在住。

デイヴィッド・ロバーツ

1970年英国リバプール生まれ。幼いころから絵を描くことが好きで、マンチェスター・メトロポリタン大学のファッション・デザイン科を卒業後、ファッションイラストレーターとして働くが、子どもの本のイラストレーターへの憧れを断ちがたく、1998年にRoy Apps作のFrankie Stein’s Robotで挿絵画家としてデビュー。以来プリーストリー『モンタギューおじさんの怖い話』など70冊以上の本の挿絵を描いている。Paul Fleischman作の The Dunderheadsに続き『火打箱』でもケイト・グリーナウェイ賞ショートリストにノミネートされている。ロンドン在住。

山田順子 (ヤマダジュンコ)

1948年福岡県生まれ。立教大学社会学部社会学科卒業。主な訳書に、アーモンド『肩胛骨は翼のなごり』、キング『スタンド・バイ・ミー』、クリスティ『ミス・マープル最初の事件』、リグズ『ハヤブサが守る家』、プルマン『マハラジャのルビー』など。