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アメリカン・プリズン アメリカン・プリズン 【単行本版】 潜入記者の見た知られざる刑務所ビジネス

アメリカン・プリズン

在庫なし

定価
2,310円(本体価格:2,100円)
ジャンル
  1. ノンフィクション・その他 > 人文科学
判型
四六判並製
ページ数
376ページ
初版
2020年4月30日
ISBN
978-4-488-00394-4
Cコード
C0036
写真
Valeri Schwartz/Shutterstock.com, David Madison/Getty Images
装幀
山田英春

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内容紹介

全米150万人の受刑者のうち、約13万人を収容する民営刑務所。秘密主義に覆い隠されているその実態を明らかにするため、ジャーナリストの著者は、刑務官募集に応募して潜入取材を開始する。
簡単に採用された著者が、ウォルマート並みの時給9ドルで勤務したのは、大手の刑務所運営会社が管理するルイジアナ州の刑務所。
小型カメラとレコーダーを隠し持っての勤務中、彼が目撃したのは、慢性的に人手不足で(刑務官1人あたり176人の囚人を担当)、トラブルには誰も手を出さず、経費節減のため医療費などの経費が切り詰められている衝撃的な現場だった――。
利益第一主義がもたらす歪みや非人間性。これらを暴露するのと並行して、著者は、奴隷制度を補完する形で民営刑務所制度が生まれた経緯や企業への囚人貸し出し制度など、アメリカの知られざる暗部を明らかにしていく。奴隷や囚人などの囚われた人々を利用して権力者が富を得ていく仕組みが、アメリカで脈々と受け継がれていたのだ――。
本書のもとになった潜入取材の記事が民営刑務所の闇を暴いたことで全米に衝撃を与え、実際に政治を動かすまでに至った、傑作ノンフィクション!

文庫版では『ドキュメント民営刑務所』と改題しました。

著者紹介

シェーン・バウアー

ジャーナリスト。マザー・ジョーンズ誌の元シニア・レポーターで、ナショナル・マガジン・アワード(報道部門)、ゴールドスミス・プライズ(調査報道部門)、マイケル・ケリー・アワード、ヒルマン・プライズ(雑誌ジャーナリズム部門)など、20以上の受賞歴を誇る。著作に、イランでの囚人生活を描いたA Silver of Light(ジョシュ・ファタルとサラ・ショードとの共著)がある。

満園真木 (ミツゾノマキ)

東京都生まれ。青山学院大学国際政治経済学部卒業。翻訳家。主な訳書にヴィンセント・ディ・マイオとロン・フランセルの共著『死体は嘘をつかない』、バリー・ライガ『さよなら、シリアルキラー』、イライザ・クラーク『ブレグジットの日に少女は死んだ』などがある。