
2014.10.09
「作者と語ろう! オーサービジット校外編@イオンモールKYOTO kotoホール」が盛況のうちに終了
大崎梢さんを迎え、10代のための読書会「オーサー・ビジット校外編」(主催:朝日新聞社、出版文化産業振興財団(JPIC))が、イオンモールKYOTO kotoホールにて行われ、課題図書には『配達あかずきん』『サイン会はいかが?』『平台がお待ちかね』『背表紙は歌う』が選ばれました。
参加者は19名。小学生から大学生まで幅広い層から男女問わず集まりました。
第1部は年齢別に5グループ分かれて読書会が行われました。 大崎さんは各グループを回って質問を受けたり、執筆のエピソードをお話ししたり。最初はおとなしかった参加者の皆さんですが、大好きな本の話をしているうちに、今日初めて会ったばかりとは思えないほど盛り上がっていました。

切り絵あり、飛び出すしかけあり、オリジナルのキャッチコピーあり......。力作揃いのカラフルなPOPを前に話が弾みます。
さらに、「自分が書店員さんになったつもりで、『秋のフェア』を組んでみよう」というサプライズ課題が発表されました。読者として書店の売り場に行くことはあっても、書店員さんの立場として売り場を作るのとは大違い。第2部が始まるまでにまとめなければならず、なかなか大変です。 しかしそこは「本が好き」という共通項でくくられた皆さんですから、すぐに意見が飛び出してきます。

第2部はサプライズ課題の発表会とトークショー。
「秋」というテーマから食に関するフェアが多く提案されました。また、高校生のグループからは、ガイド本のほかに和歌の本を並べる「紅葉フェア」が。京都ならではの発想に唸ります。大学生は秋の夜長に贈る、「ミステリフェア」を提案。なかなか通好みの本のセレクトに驚きました。

30分ほど大崎さんのトークが行われました。デビューのきっかけや執筆の裏話に、ノートを取る参加者もちらほらと見かけます。
質疑応答のコーナーは次々と手が挙がり、1時間、質問がとぎれなかったのが印象的でした。
初めて作家に会ったという参加者が多く、
「大好きな本の話が出来て嬉しかった。もっと本が読みたくなった」
という感想が印象的でした。
大崎さんも熱心で若い読者との交流を大いに楽しまれたご様子で、大盛況の内にイベントは終了しました。
・これまでのオーサー・ビジット校外編の様子はこちら↓
http://www.asahi.com/shimbun/dokusho/authorvisit/outside/
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