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2014.07.16


酒寄進一先生講演「ドイツエンターテインメントの夕べ 愛の裏側は闇-ドイツからシリアへ」が東京ドイツ文化センター図書館で開催されます(7月17日)【このイベントは終了しました】

愛の裏側は闇
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新訳のドイツミステリー小説をピックアップする読書イベントシリーズ「ドイツエンターテイメントの夕べ(Tatort Bibliothek)」がまたやってきます!
第5弾となる今回の「Tatort」ではシリア出身の作家ラフィク・シャミの小説『愛の裏側は闇(仮)』をご紹介します!

2004年に出版された本作では、ダマスカスで暮らす若いカップルの恋愛物語が中軸となります。二人はキリスト教徒で、イスラム教徒が大半を占めるシリアではマイノリティに属しますが、実は宗派が異なるため、禁断の恋なのです。愛の裏側は闇。この物語は家族同士の100年に続くフェーデ(血讐)の話であり、また、シリアの政治と宗教の複雑な絡み合いについてもよく描かれています。

1971年にドイツに移民したラフィク・シャミは1977年以降、ドイツ語でも小説を書くようになり、現在は最も活躍している移民作家の一人です。「ドイツ語作家」といえばシャミの他、例えば多和田葉子、テレジア・モーラや、ノーベル文学賞受賞者ヘルタ・ミュラーがあげられます。異文化的な背景を持つ作家の活動と、シャミ独自のシリア・ドイツの見方について、本作の翻訳者である酒寄進一さんに語っていただきます。


ドイツエンターテインメントの夕べ
 朗読と対談


 日時:2014年07月17日(木) 18:30
 場所:東京ドイツ文化センター図書館(2階)
 参加無料

詳細につきましては以下の文化センターホームページをご覧ください。
http://www.goethe.de/ins/jp/tok/ver/ja12983785v.htm

 


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