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2013.08.21


作家エルモア・レナード逝去

野獣の街
アメリカのミステリ作家エルモア・レナードが2013年8月20日、デトロイト郊外の自宅にて逝去しました。享年87。

1925年ルイジアナ州ニューオーリンズ生まれ。第二次世界大戦に従軍したのち、戦後コピーライターとして働くかたわら西部劇小説や脚本の執筆を開始します。1969年からは活動の舞台をミステリ・犯罪小説の分野に移しますが、その才能を認められたのは80年代になってからで、1984年、『ラブラバ』でMWA(アメリカ探偵作家クラブ)最優秀長編賞(エドガー賞)を受賞。以降は名実ともに犯罪小説の巨匠として活躍を続け、1992年にはMWAグランドマスター賞を受賞しました。『ゲット・ショーティ』『ラム・パンチ』『アウト・オブ・サイト』等、多数の作品が映画化されたことでも知られます。

創元推理文庫からは70年代後半から80年代前半にかけて書かれた、『野獣の街』『スプリット・イメージ』『身元不明者89号』の三作が刊行されています。
死の直前まで、旺盛な執筆活動を続けていたとのことです。安らかにお眠りください。

●本人のfacebook
https://www.facebook.com/elmoreleonard

●朝日新聞デジタル
http://www.asahi.com/obituaries/update/0820/TKY201308200480.html

(2013年8月21日)



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