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いざ、蝦蟇倉!
 

「さくら炎上」著者 北山猛邦

蝦蟇倉大学・高校

あらすじ

春休み初日、唯一の友達だと思っていた陽子の待ち合わせに行きあった。同級生の男子と出かける彼女を思わずつけてしまったが、なんと彼女が彼を殺す場面を目撃してしまった。

著者コメント

――蝦蟇倉市で生き抜くためのマニュアル
・豪邸や館を建てないようにしましょう。
・崖には近づかないようにしましょう。
・やられるまえにやりましょう。

著者紹介

北山猛邦(きたやま・たけくに)

1979年生まれ。岩手県出身。2002年、『「クロック城」殺人事件』でメフィスト賞を受賞しデビュー。

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「毒入りローストビーフ事件」著者 桜坂洋

レストラン骨皮山

あらすじ

大学時代の友人四人で、度々催してきた食事会。骨皮山にあるローストビーフの有名な店で、食事中に一人が苦しみ出し、急死した。これははたして事件なのか? 事故なのか?

著者コメント

蝦蟇倉の街は、日本各地から名探偵が集い、謎ミシュランとか名探偵まんじゅうとかが駅前のコンビニに並んでいて、ゴールドラッシュのときにツルハシを売ったような人たちが住んでいる所なのだろうな……と妄想して書きました。

著者紹介

桜坂洋(さくらざか・ひろし)

1970年生まれ。東京都出身。2003年、『よくわかる現代魔法』でデビュー。

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「不可能犯罪係自身の事件」著者 大山誠一郎

水島邸

あらすじ

頻発する不可能犯罪に立ち向かうため、不可能犯罪係へ助言をしていた博士が、なんと殺人事件の容疑者に!? 10年前の未解決事件も絡んで、さらに事態はややこしくなって……。

著者コメント

蝦蟇倉市は風光明媚で情趣に富んだよい町で、ぜひ移り住みたいものですが、死亡率が高いのが唯一の欠点かもしれません。これは私にも責任の一端がありますので、この場を借りて蝦蟇倉市民の皆様にお詫びいたします。

著者紹介

大山誠一郎(おおやま・せいいちろう)

1971年生まれ。埼玉県出身。2002年、短編「彼女がペイシェンスを殺すはずがない」をe-NOVELSに発表しデビュー。

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「Gカップ・フェイント」著者 伯方雪日

コンドー・パレス

あらすじ

新市長はおかしい! 自分の名を冠したホテルを建て、元レスラーの経歴を生かし、世界中から格闘家を集めて格闘大会を開くという。だが大会当日市長の幼なじみが殺された。

著者コメント

ご存じない方も多いでしょうが、伯方雪日と申します。生きてます。
格闘技ミステリなんてキワモノでデビューしてしまい、「しまった、次は爽やかな青春ミステリだ」と思って頭を捻りましたが、結局こうなってしまいました。すみません。

著者紹介

伯方雪日(はかた・ゆきひ)

1970年生まれ。京都府出身。2003年、短編「必然なる偶然」が『創元推理21』に掲載されデビュー。

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「密室の本」著者 村崎友

栴檀荘

あらすじ

不可能犯罪研究会に所属する僕らは、先輩が用意する謎の解明を条件に、稀覯本を譲ってもらうことになった。だが翌日僕らを待ち受けていたのは、変わり果てた先輩の姿だった。

著者コメント

上緒藍と真知博士との共演を快諾してくれた大山誠一郎さん、本当にありがとうございました。僕も今ではすっかり博士のファンです。そうそう、その後『横溝正史読本』は改版が出たので、藍もさっそく購入したようです。

著者紹介

村崎友(むらさき・ゆう)

1973年生まれ。京都府出身。2004年、『風の歌、星の口笛』で横溝正史ミステリ大賞を受賞しデビュー。

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「浜田青年ホントスカ」著者 伊坂幸太郎

スーパーホイホイ

あらすじ

スーパーの無駄に広い駐車場の片隅で営まれる“相談屋”。蝦蟇倉へやってきた僕は、何故かそこでアシスタントをする羽目に。

著者コメント

この企画の作品を数作読ませてもらった後、すぐに、「僕も競わせてください」と担当者に電話をし、仲間に入れてもらうために急いで書きました。気に入った作品になったものの、まさか三年も経って発表されるとは!

著者紹介

伊坂幸太郎(いさか・こうたろう)

1971年生まれ。千葉県出身。2000年、『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞しデビュー。

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「観客席からの眺め」著者 越谷オサム

市営球場

あらすじ

吹奏楽部顧問が殺された。部屋に残された夥しい毛髪と、意味深な刺し傷。あんなに慕っていた生徒たちが悲しまず、推理に明け暮れるなんて。この街に毒されているのだろうか。

著者コメント

参加できていろいろ勉強になりました。

著者紹介

越谷オサム(こしがや・おさむ)

1971年生まれ。東京都出身。2004年、『ボーナス・トラック』で日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞しデビュー。

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「消えた左腕事件」著者 秋月涼介

白龍

あらすじ

刑事やミステリ好きたちが集う中国茶房『白龍』では、時折、事件の推理合戦が繰り広げられる。今回は、美術館で起こったばかりの不可能犯罪が俎上に載せられたのだが……。

著者コメント

「蝦蟇倉市では不可能犯罪が年に平均十五件は起きる」という一文を読んで、すぐに、あ、面白そうな設定かも――と思った私は、その時点から既に、この街の磁場とやらに侵され始めたのかもしれません――。

著者紹介

秋月涼介(あきづき・りょうすけ)

1971年生まれ。ドイツ在住。2001年、『月長石の魔犬』でメフィスト賞を受賞しデビュー。

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おまけ

蝦蟇電

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「ナイフを失われた思い出の中に」著者 米澤穂信

歩道橋

あらすじ

戦火の中で命を失った妹。その友人だった女性に会うために、男は海を越えはるばる蝦蟇倉を訪れる。いまはルポライターとなった彼女は、市内で起きたある事件を追っていた。

著者コメント

拙作はミステリのあるサブジャンルに入りますが、それが何であるかを先に言っては興醒めなのでいささかコメントしづらいです。このジャンルで最も好きなのはM・D・ポーストの某作だとだけ書いておきます。

著者紹介

米澤穂信(よねざわ・ほのぶ)

1978年生まれ。岐阜県出身。2001年、『氷菓』で角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を受賞しデビュー。

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「大黒天」著者 福田栄一

大黒屋

あらすじ

祖母の営む老舗和菓子屋から、財産価値は全くない大黒様の置物を奪われた。ショックを受け、気落ちした彼女のためにも、大黒様を取り返さねば!と、姉と僕は立ちあがった。

著者コメント

最初にこの企画について伺ったとき、何だかお祭りみたいだとわくわくしたのを覚えています。企画に参加できるのを嬉しく思う反面、街の一角を汚してしまわないようにと緊張しました。みなさんに楽しんで頂けると幸いです。

著者紹介

福田栄一(ふくだ・えいいち)

1977年生まれ。愛媛県出身。2003年、『A HAPPY LUCKY MAN』を発表しデビュー。

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「弓投げの崖を見てはいけない」著者 道尾秀介

ゆかり荘

あらすじ

弓投げの崖近くのトンネルで起こった車の事故で、かけがえのない家族を亡くした弓子。傷心の彼女を言葉巧みに勧誘し入会を迫る新興宗教団体、心配して訪ねる刑事、そして……。

著者コメント

ラストシーンについて。あの人影は三人のうち誰だったのか? 実はこれ、本文をよぉく読んで地図を見てみると、答えは一つに絞られてくるようです。ヒントは「囃子台の進行方向」と「弓子の部屋の位置」と「アパートの外階段の位置」。おわかりでしょうか?

著者紹介

道尾秀介(みちお・しゅうすけ)

1975年生まれ。東京都出身。2004年、『背の眼』でホラーサスペンス大賞特別賞を受賞しデビュー。

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「蝦蟇倉市事件カバーイラスト/蝦蟇倉市地図」イラストレーター 佐久間真人

方位磁針




作品説明

カバーイラスト、および各巻に収録されている「蝦蟇倉市地図」を作成。2冊を並べると、鉄格子がはまり密閉された部屋に、出入りのできない館が浮かび上がる。だが、よくよく注意すると……。

イラストレーターコメント

この企画に参加させていただいたことを光栄に思います。個性ある作品が集まり本になっていく過程を見ることができたのは非常に貴重な体験でした。

イラストレーター紹介

佐久間真人(さくま・まこと)

1973年生まれ。愛知県出身。1998年、銀座画廊〈ボザール・ミュー〉にて初の個展を開催。主な作品に『猫の建築家』などがある。

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シークレット

カエル

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