採用にあたりCEOインタビュー

「超能力者に会ったことがあるんです」奇妙な採用の真相を、
ハルウィンCEO 相原愛歩（あいはらまなぶ）氏に訊く

採用条件はただひとつ、超能力者であること。なぜこんな求人を出すことにしたのか、理由を教えてください。

相原競合相手がいないからです。超能力者を雇った企業というのは、聞いたことがない。敵がいないところで戦う方が楽です。

超能力者はビジネスになる、ということですか？

相原なりますよ。どう使うのかは知りません。でも本物の超能力者を与えられて、ヒットするコンテンツを作れない企画屋は二流でさえない。僕の仕事はもっと土台の部分で、「超能力者はハルウィンに入ると得をする」という構造を作れば、あとは勝手に進んでいきます。

今回の試験に、相原さんはどれくらい関わっているんですか？

相原（超能力者を）雇ってよと言っただけです。
他は任せています。

株式会社ハルウィン CEO 相原愛歩

募集要項

（Twiterアカウントが必要です）

※プルーフ版は、最終稿前の原稿を使って、仮に印刷・製本した見本本になります。
当選者にはTwitterを通じてご連絡さしあげます。

手順

※エントリールール

創元推理文庫（M）
ページ数：320ページ
初版：2017年2月28日
イラスト：しおん
世界的な大企業・ハルウィンが「4月1日に年収8000万で超能力者をひとり採用する」という告知を出した。審査を経て自称超能力者の7名が、3月31日の夜に街中で行われる最終試験に臨むことに。ある目的のために参加した大学生・市倉は、同じく参加者の少女・日比野と組み、1通しかない採用通知書を奪うため、策略を駆使して騙し合いに挑む。『いなくなれ、群青』、〈サクラダリセット〉の著者が贈る、ノンストップ・ミステリ！　文庫書き下ろし。解説＝大森望