チムニーズソウノヒミツ

チムニーズ荘の秘密

アガサ・クリスティ
厚木淳


チムニーズ荘の秘密

ジャンル
海外ミステリ > スリラー
レーベル
創元推理文庫(M)
シリーズ
バトル警視シリーズ

判型:文庫判
ページ数:369ページ
初版:1976年9月17日

ISBN:978-4-488-10529-7
Cコード:C0197
文庫コード:M-ク-2-17



内容紹介

舞台はイギリス屈指の歴史的な大邸宅チムニーズ荘。石油の利権を手中に収めんとする某国とイギリス政財界の要人が会していたところ、突如として殺人事件が発生する。心ならずもこの大事件に巻きこまれて、冒険好きの青年アンソニーは獅子奮迅の大活躍!手に汗握る事件の展開と、クリスティならではの意表をつく、どんでん返しの醍醐味。


アガサ・クリスティ

イギリスの作家。1890年生まれ。1920年に『スタイルズ荘の怪事件』でデビューして以来、長編と短編集あわせて100冊を超す作品を発表した。巧妙な着想と錯綜したプロット構成に、独創的なトリックの加わった『アクロイド殺害事件』や『オリエント急行の殺人』『ABC殺人事件』といった多くの作品が、古典的名作としての評価を確立している。71年には長年の功績により、大英帝国勲章(DBE)を授与された。〈ミステリの女王〉たる彼女の創造した名探偵には、エルキュール・ポワロやミス・マープルなどがいる。76年没。


厚木淳

(アツキジュン )

1930年、東京日本橋に生まる。1953年、京都大学卒業。東京創元社取締役編集部長を経て、翻訳家。訳書に、火星シリーズをはじめとする、東京創元社より刊行のバローズ全作品、クリスティ『晩餐会の13人』『ポワロの事件簿1,2』、ほか多数がある。2003年歿。