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判型:文庫判
ページ数:430ページ
初版:1959年9月4日
ISBN:978-4-488-10402-3
Cコード:C0197
文庫コード:M-ク-1-2
装幀:辰巳四郎
行方不明を伝えられた富豪ヨーク・ハッターの死体が、ニューヨークの湾口に揚がった。死因は毒物死で、その後、病毒遺伝の一族のあいだに目をおおう惨劇がくり返される。名探偵ドルリー・レーンの推理では、ありえない人物が犯人なのだが……。バーナビイ・ロス名義で発表した4部作の中でも、周到な伏線と明晰な解明の論理が読者を魅了する古典的名作。
エラリー・クイーン
アメリカの作家。フレデリック・ダネイ(1905‐82)とマンフレッド・B・リー(1905‐71)の、いとこ同士による合同ペンネーム。1929年、出版社のコンテストに投じた長編『ローマ帽子の謎』でデビュー。同書を第一作とする〈国名シリーズ〉と、当初はバーナビー・ロス名義で発表されたドルリー・レーン四部作でミステリ界に不動の地位を得る。その後も作者と同名の名探偵が活躍する傑作をいくつも著し、ダネイは雑誌〈エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン〉で多数の作家を世に送り出したほか、ミステリ研究者、アンソロジストとしても功績を残した。「アメリカの推理小説そのもの」と評された、巨匠中の巨匠である。