日下三蔵
(クサカサンゾウ )1968年神奈川県生まれ。専修大学文学部卒。書評家、フリー編集者。主な著書に『日本SF全集・総解説』、『ミステリ交差点』、主な編著に、《年刊日本SF傑作選》(大森望との共編)、《日本SF全集》、《中村雅楽探偵全集》、《都筑道夫少年小説コレクション》、『天城一の密室犯罪学教程』ほか多数。
円城塔、瀬名秀明、上田早夕里、宮内悠介らそうそうたる顔ぶれによる2012年日本SF短編の精華。第4回創元SF短編賞受賞作、宮西建礼「銀河風帆走」を加えた全12編を収録。
探偵作家クラブ賞を受賞した表題作のほか、単行本初収録となる探偵ソリイの事件簿「電話はお話し中」「ショウだけは続けろ!」など、充実の十八篇で贈る文庫版全集第三巻。
佐藤春夫の推輓を得て「宝石」に掲載された出世作「天狗」を初めとする〈奇想篇〉、単行本初収録作「ものぐさ物語」「真珠橋」を収める〈時代篇〉、二部構成で贈る全集第二弾。
大乱歩から“戦後派五人男”の一人に数えられた不世出の天才の作品を、文庫全四巻に集成する。第一巻は警視庁鑑識課の技官・緒方三郎シリーズ全作を始めとする本格推理篇。
そうそうたる顔ぶれによる、2011年の日本SF短編の精華。今年度版には第3回創元SF短編賞受賞作を含め、18編を収録した。コミックや同人誌作品も収める。
第2回創元SF短編賞佳作を巻頭に、最終候補作から7編の力作を選りすぐり、さらに受賞作家による受賞後第1作を収録。オール新人作品アンソロジー第2弾!
そうそうたる顔ぶれによる、二〇一〇年の日本SF短編の精華。今年度版には十三編を収録した。コミックや同人誌作品も収める。巻末には第二回創元SF短編賞受賞作を掲載。
第一回創元SF短編賞佳作を巻頭に、最終候補作から九編の力作を選りすぐり、さらに受賞作家による受賞後第一作を収録。日本SF界初のオール新人作品アンソロジー!
2009年の精華18編を収録する。今回はマンガ2編を収録。編者二人に加え山田正紀氏を選考委員に迎え、612の応募作から選ばれた第1回創元SF短編賞受賞作を巻末に収録。
大好評の『虚構機関』に続く第2弾。堀晃、法月綸太郎から、円城塔、伊藤計劃、Boichiまで、2008年の日本SF短編の精髄15編を集成。ファン必携の1冊。
ファン待望の企画、開幕! 2007年の日本SFの精華16作。萩尾望都、堀晃、かんべむさしらベテランから、円城塔、伊藤計劃ら新鋭まで16編。巻末には同年の日本SF界概況を添える。
シリーズ最終巻は、優雅で趣き深い名編『松風の記憶』と、安楽椅子探偵の妙味が味わえる『第三の演出者』の長編二本を掲載。豊富な資料も併録した《中村雅楽探偵全集》完結。
自宅を訪ねてくる後輩役者や竹野記者の持ち込む謎に対峙する雅楽翁。能楽師の息子が巻き込まれた表題作や、著者最晩年の作品「演劇異聞」など全28篇。シリーズ第4巻。
竹野記者が目黒のバス停で出会った女性の目的を絵解く「目黒の狂女」、大阪の役で淀君が逃げ延びなかった理由を推理する「淀君の謎」など23編。《中村雅楽探偵全集》第3巻。
新幹線で出会った子供とのふれあいで、雅楽が「盛綱」への出演を承諾したのはなぜか? 第2巻は、第29回日本推理作家協会賞を受賞した「グリーン車の子供」を含む19編。
ミステリ史に燦然と輝く老歌舞伎役者・中村雅楽の名推理の数々を完全収録。第1巻は、旅先の旅館で自刃を遂げた8代目市川團十郎の謎を読み解く第42回直木賞受賞作ほか17編。