樋口有介
（ヒグチユウスケ ）1950年群馬県生まれ。國學院大學中退。88年、『ぼくと、ぼくらの夏』でサントリーミステリー大賞読者賞を受賞しデビュー。『風少女』が第103回直木賞候補となる。『彼女はたぶん魔法を使う』に始まる〈柚木草平シリーズ〉をはじめ、青春味溢れる作品で人気を博す。著作は他に、『林檎の木の道』『雨の匂い』『ピース』『夢の終わりとそのつづき』『捨て猫という名前の猫』などがある。
柚木草平を深く憂鬱にさせる、美女また美女から寄せられる調査依頼の数々。「雨の憂鬱」「風の憂鬱」「光の憂鬱」と美女にまつわる三つの事件を収録した、好評シリーズ第三弾。
柚木草平は、スキー場で初恋の女性に出会う。再会から数日後、その女性は何者かに殺害された。容疑者は同級生たち。柚木の切ない事件調査が始まった。好評シリーズ第二弾。
轢き逃げ事件の調査依頼を受けた、元刑事のフリーライター・柚木草平。美女ばかりの関係者から事件を再構築してくと……。青春私立探偵ミステリ〈柚木草平シリーズ〉第一弾。